「ほほほ星ヶ丘店」にて「石徹白洋品店」さんのPOPUPの開催に伴い、
先日、石徹白(いとしろ)洋品店代表・平野馨生里さんをゲストにお招きし、トークショーを催しました。
※「石徹白(いとしろ)洋品店」とは、岐阜県郡上市白鳥町にある“石徹白(いとしろ)”
石徹白に伝わる伝統的な衣服(和服)をベースに直線裁断で布を無駄にしない服作り、
そして自然の恵みを大切にし、藍染・草木染めにこだわる、そんなお店が「石徹白洋品店」です。
△トークショーが始まる前にはお客様と代表の後藤、バイヤーの後藤で和気あいあいとしたやりとりからスタートしました
司会進行は、立命館大学 政策科学部の山出先生にご協力いただきました。
今回のお話し会では、平野さんのものづくりへの想いや石徹白への移住のいきさつなど様々な興味深いお話を伺いました。
石徹白商店のアイテム1つに「たつけ」という石徹白では農作業着で誰もが履いていたお洋服があります。
また日本全国、たつけのようなズボンは、作業着としてどこでもあったそうですが、それぞれの地域によって形にも違いがあるのだそうです。
石徹白では、基本的には反物から作るので30㎝~35cmの幅で動きやすい無駄のないズボンが作られていました。
その中でも石徹白のたつけ程、効率的で無駄のないモノづくりはないと衝撃を受けられました。
平野さんは、実際にたつけや越前シャツなど石徹白の歴史ある作り方を知っていらっしゃるお婆ちゃんから直々に教わり、
今の生活スタイルにあったデザインとサイズ展開を作るのに苦労されながら今の石徹白洋品店のたつけに辿りつかれました。
私たちは、当たり前にカーブのある洋服しか選択肢を知らない状況の中で、最低限の布だけで、端切れがでないようにものづくりをされていた石徹白の先人達の知恵や想い、
技法を多くの人たちへ伝え、石徹白が途絶えることがないように広めていきたいというきっかけになったんだそうです。
弊社も繊維業を営んでいる中で、端切れがどうしても出てしまい、それらを使いアップサイクルの工作イベントなどを行っています。
しかし、第一にリサイクルしなくてもいい無駄のない裁ち方というのが目から鱗で、いまの私たちが再度、学ばないといけない考え方だと気付かされました。
また、石徹白洋品店では、様々な講座をされています。
その中の1つに藍の種をまくところから始まり、藍を育て、仕込みや藍畑の作業、藍染めの体験などを複数回に分けて体験できるワークショップも行われているそうです。
石徹白の伝統や魅力を言葉で伝えるだけでなく、実際に育てるところから学び、体験することで、その魅力をみじかに感じてもらおうとする活動に
とても心が温かくなり、感動しました。
そして、集落を存続させ次の世代に繋げていきたいという想いを基盤にお持ちで、石徹白を知ってもらいその土地の魅力を届ける活動を
様々な方法で続けていきたいというお話を今回のトークショーでお聞きすることが出来ました。
1時間という短い時間ではありましたが、平野さんの温もりあるお話や山出先生には素敵な進行していただき感謝申し上げます。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
ほほほ星ヶ丘店での石徹白洋品店さんのPOPUPは、12月15日まで開催しております。
名古屋で実際に手に取ってみて頂けるチャンスですので、是非この機会にお越しください。